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終わりの始まり
生きているのか…
死んでいるのか…
わからない…
俺はあの願いを叶えてもらった後…
ずっとこの濃い霧のかかったモヤのようなものに囲まれている
死んでしまい
俺は地獄へ来たのかもしれない
あれだけのワガママをしたんだ…
当然といわれたら…当然なのかもしれない…
『おい!』
そんな半分意識がないような状態で誰かに声をかけられた
姿は見えないが間違いなくあいつの声だ
どこにいる…
「出てこい!タケチオ」
俺は力の限り大きな声で叫んだ
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