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『でも、真白…。あなたも大怪我してるんだし……』
『いい。行く』
『行ったところで、また門前払いされるだけだ。向こうのお母さんも突然のことでショックが大きすぎて……。お前にも、何を言うかわからないぞ?』
おそらく両親の様子から、透さんのお母さんに辛辣な言葉を投げ付けられたんだろうな、と察しはついたけど。
それでも私は、どうしても最後に透さんに会いたかった。
顔を見て、ちゃんとお別れが言いたかった。
私のワガママのせいで、ごめんなさいって……。
どうしても直接、謝りたかった。
『それでもいい! だって今回会わなかったら、もう二度と透さんに会えないんだもん!』
『……………』
『私のワガママのせいでこんなことになって……それなのに、ごめんなさいも言えないままお別れなんて、酷すぎるよ……』
お母さんの腕にしがみつきながら、またボロボロと涙が溢れ出てきた。
酷いこと言われたって、全然平気だ。
…………ううん、むしろ。
いっぱいいっぱい、詰って、罵ってくれて構わない。
私なんて、もう。
……………生きる価値もない。
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