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告白の返事……。
あの時の……告白の返事?
「OKならチョコ受け取ってもらうってことになってるんですよ」
「……………」
「そうなったら二人きりで甘ーい夜を過ごすんで、真白さん邪魔しないでくださいね」
言葉を失う私の前で、古川さんはわざとらしく『いけない、お店に戻らなきゃ』と言って、踵を返しかけた。
そこでもう一度足を止め、こちらを振り返る。
「待ってても無駄だと思いますけど、ご自由にどうぞ?」
「……………」
「でもここで待ち伏せだけは、勘弁してくださいね」
そう言い残し、クスクス笑いながら古川さんは店の中へと戻っていった。
打たれたように、私はその場に立ち尽くす。
古川さんの言葉が、ぐるぐると頭の中を回り始めた。
(やっぱり……遅かったの?)
後悔のようなものが胸を突き上げてきて、私は慌てて首を横に振った。
ぎゅっと唇を噛み締め、パシッと両頬を強く叩く。
後悔しないって決めたし、ハラちゃんとも約束した。
それにまだ、何も答えは出ていない。
忍くんが古川さんの告白を受け入れるとは、決まっていないんだから……。
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