第1話

～恋～

恋がしたい
好きな人がほしい
僕はそう思っていた
友達が彼女の話をしてきたり
仲の良い女友達から彼氏の相談や愚痴を聞いたり
正直羨ましいとおもってしまう
「ほんとあいつ私のこと考えてないもん」
「でも別れたりはしないでしよ」
僕はそう答えると
「いや別れるっていうことじゃなくもっと私のとこ考えてくれたっていいじゃない」
「まぁ彼氏さんもそれなりに考えてるとおもうよ」
「そうかなー」
こんな話聞いたりしない？?
僕はよくこんな相談を受けたりする
この話を聞いててほんとに僕も恋をしたい?
好きな人を作りたいっておもったんだよね。
でも幼馴染みの子には
恋はするもんじゃないよ
落ちるもんだよ
って言われたけど
そんな言葉もよく聞くけど意味がわからなかった
でもやっと知ることができた

僕の初恋は一目惚れ
それも一目惚れした顔は
その人が彼氏といるときのとても輝いてる笑顔
でもその笑顔に僕は一目惚れをして
初めて恋をした
いや恋に落ちたんだ

僕は必死にその人に近づこうとした
いつでもその人の笑顔が浮かんでくる
そして僕は初めてその人としゃべることができた
でもその言葉は
「あ、あのおはようございます」
「おはよ、どこかで会いましたっけ？」
「いや今回初めてだとおもいます」
「そうですよね、なら私は学校があるので」
僕が好きになった相手は違う学校である?
だからこの少しの会話だけでも幸せだった
この幸せ
そしていつでも考えてしまう
これが恋なんだ
僕はそう感じた。