あらすじ

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主人公の伊勢 亮太(イセ リョウタ)は、幼馴染みの竜童 真咲(リュウドウ マサキ)、友達の差江島 京子(サエジマ キョウコ)、そして、転校生の四神 拓真(シガミ タクマ)の四人でホラースポットである廃ビルを探検することになった。 しかしその途中で、出入り口が消えた!? そして、暗闇に潜む、大きな鎌を持った『死神』。 恐怖に取り乱し、単独行動を取った京子は、死神に襲われ、死んでしまった。 少しずつ明かされる死神の正体。 それは――四神の一族に憑く鬼だった。 四神一族の当主に与えられた、法で裁かれない悪人を『断罪』する使命。 現当主である四神は自分が死神として生きることに違和感を感じていた。 それに気づいた鬼は、四神を試すため、四人を閉じ込めていたのだ。 真咲と亮太の命を助ける代わりに心を鬼に明け渡し、悪を滅ぼす悪となるか。 二人の命を犠牲にして、宿命から逃れるか―― 最悪の選択肢を前に四神の下した決断は…… 鬼を取り込み、自害することだった。 泣きながら止めようとする二人。 その姿を見て、悲しそうに笑いながら、四神は言う。 「ぼくたちは、ずっと……友達、だよね?」 そして、大きな鎌が四神の首を――掻き裂いた。 廃ビルの外で気を失っていた亮太と真咲は、それが夢ではなかったことに気付き、泣いていた。 そして、誓うのだった。 京子、真咲、亮太……そして、四神は、何があっても、どんなに時間が経っても ――――大切な友達だ、と。
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