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「そんなのどっちでもいいじゃん、行こう、」
千絵は、私を掴んで無理やり連れて行こうとした。
「千絵、目的は、佐藤錦でしょう、?」
「えへっ、分かった、」
仕方なく私は、千絵と京伍の所へ向かっていく。
「おぉ、来たか、ゆう子、」
「こんにちは、京伍さん、」
私が返事する前に、千絵が女子には見せない可愛らしい声で言う。
「今年のは、出来がいいぞ、佐藤錦。」
「それって、去年も言ってなかった?」
「あぁ、そうだな、人間と同じでいろんな経験を積んで美しくなるように、佐藤錦も色々な季節を経験して成長するんだよ、だから、宝石のような輝いて見えるのさ、」
「そうなんですか?だから、美味しいんですね、」
千絵は、佐藤錦、食べたさに可愛らしい仕草をしていると思っていた。
私には、真似できないな?
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