浮遊霊

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ヒロは、隣の人に気を使って、そっとベッドを抜け出す。 誰もいない休憩室にいく。 「いいぞ、ゆう子、出てきても、」 「なんだ、ここは?」 「人に聞かれたら、困るだろう、」 「あぁ、そうだな、」 「ゆう子、あの晩、遅くまで漫画描いていたのか?」 「あぁ、つい、夢中になってしまった。」 「やっぱり、そうなのか!身体がだるいと思った、」 「ヒロ、なんだょ、怪我は、わたしのせいだと言いたいのか?」 「あぁ、そこまで言わないが、」 「ところで、どうすんだよ、その左腕じゃ、漫画描けないじゃん、」 「右手で描けば?」 「バカじゃね~、わたしは、左利きだい、」 「ダメなのか?」 「あぁ、そうだな、漫画は、片手では無理がある、」 「そうなのか、、、」
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