霊の穴

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二人は、パンパスグラスの林を抜けて、鉄格子の門をくぐり外へ出る。 「あぁ~ビックリした。ヒロ、これからどうする?」 「そうだな、ブチ、」 「俺は、帰って一眠りする、」 「あぁ~、昼寝でもするか、」 「じゃ、またな、」 ヒロは、自宅へと帰って、ベッドに倒れ込むように横になっていた。 そのまま眠りについていた。 陽も暮れて、窓の外は夜の闇へと変わっていく。 ヒロは、しばらくして、耳鳴りがしてくる、身体が金縛りにあってしまう。 重い!誰かが上に乗っているように感じる。 恐る恐る目を開けて見ると、セーラー服を着た少女、、 目の前にはその少女の顔! 声を出したかったが出ない?身体も動かない。 必死に声を出そうとする、、、 「ぎぇぇぇ~~!」 「大きな声でビックリするだろう!」 「ビックリしたのは、こっちのほうだよ、」 「なんで?」 「それよりも、お前誰?」 「あんたの地縛霊、、」 「えぇ~地縛霊?」 「うっそ、あんたの背後霊かな?」 「えぇー、いつから?」 「たった今から、、、」笑
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