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ヒロとナミは、お互い話すこと無く、時間が過ぎていく。
しばらくしたら、ナミは、寝息を立てて寝てしまったようだ。
ヒロは、どうも眠れそうにない。
そして、ナミが寝返りうって、ヒロの胸に頭を乗せる。
ヒロは、そのサラサラの髪を撫でてやる。
ナミと離れるのは、悲しいが、ヒロは、決心をしたようである。
「そう、これが、ナミ、いゃ沙也加ちゃんにとって、幸せなんだ」と自分自身に言い聞かせていた。
ヒロは、眠れないままに一夜を過ごしていた。
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