虹の石

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ヒロは、漫画を読み終わると、ゆう子を呼んで。 「おぃおぃ、この早乙女京伍は、どうなるんだ?」 「まぁ、そのへんは、続編で読めばいいさ、」 「すっごい、気になるんだけど、、」 「まぁな、ヒロの身体使うんだから、無理もできないさ、」 「珍しい、俺のこと心配してくれるんだ!」 「まぁな、この前みたいになったらってね、」 「それもそうだな、ゆう子、」 「そういうこと、」 それから、しばらくして、ブチが遊びにくる。 「よっ、元気か?」 「なんの用だよ、ブチ、」 「ナミちゃん、居なくなって、寂しがっているんじゃないかね、」 「まぁね、もう、忘れた、」 「そっか、実はな、この前ナミちゃんが話してた、白い石なんだが、石に詳しいヤツに聞いてみたんだ、お前も知ってる黒縁眼鏡の、、」 「あぁ~、将来の夢が鉱物学者ってヤツだな、」 「そう、そいつが言うには、、『それは蛋白石だな、国産オパールとも言う。主に、福島県西会津町が国産オパールの代表的な産地だね、かの有名な「宝坂」のオパールで、母岩である真珠岩も、とても綺麗な岩石ですね。」 「ふぅーん、そうなんだ!」 「ナミがここの風景見覚えのあると言ってたけど、あんな風景は日本中何処にもあると思うな、」 「そうかもしれない、」 「それでさぁ、今度の夏休みに会津に行かないか?」 「会津?」 「スケジュールは、俺が作ってやる。どうだ?」 「あぁ、いいよ、ブチ、」 「じゃ、決まりだな、ヒロ、」 「あぁ、分かった、」
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