1人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
ヒロは、漫画を読み終わると、ゆう子を呼んで。
「おぃおぃ、この早乙女京伍は、どうなるんだ?」
「まぁ、そのへんは、続編で読めばいいさ、」
「すっごい、気になるんだけど、、」
「まぁな、ヒロの身体使うんだから、無理もできないさ、」
「珍しい、俺のこと心配してくれるんだ!」
「まぁな、この前みたいになったらってね、」
「それもそうだな、ゆう子、」
「そういうこと、」
それから、しばらくして、ブチが遊びにくる。
「よっ、元気か?」
「なんの用だよ、ブチ、」
「ナミちゃん、居なくなって、寂しがっているんじゃないかね、」
「まぁね、もう、忘れた、」
「そっか、実はな、この前ナミちゃんが話してた、白い石なんだが、石に詳しいヤツに聞いてみたんだ、お前も知ってる黒縁眼鏡の、、」
「あぁ~、将来の夢が鉱物学者ってヤツだな、」
「そう、そいつが言うには、、『それは蛋白石だな、国産オパールとも言う。主に、福島県西会津町が国産オパールの代表的な産地だね、かの有名な「宝坂」のオパールで、母岩である真珠岩も、とても綺麗な岩石ですね。」
「ふぅーん、そうなんだ!」
「ナミがここの風景見覚えのあると言ってたけど、あんな風景は日本中何処にもあると思うな、」
「そうかもしれない、」
「それでさぁ、今度の夏休みに会津に行かないか?」
「会津?」
「スケジュールは、俺が作ってやる。どうだ?」
「あぁ、いいよ、ブチ、」
「じゃ、決まりだな、ヒロ、」
「あぁ、分かった、」
最初のコメントを投稿しよう!