虹の石

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それから、早いもので、夏休みに入った。 田渕の従兄弟のお兄さんのワンボックスカーで、ヒロ、ブチ、美奈子を乗せてもらい、会津裏磐梯のキャンプ場へと高速道路を走る。 途中、渋滞に嵌まり、キャンプ場に着いたのは夜の8時を回っていた。 予約していたバンガローに荷物を置いて、途中コンビニに寄って買った、弁当などで夕飯を済ませる。 ほんとうなら、もう1人ナミも一緒なのだが、此処には居ない、ヒロは、ちょと寂しい思いである。 それを察したのか?ゆう子がやたらと話しかける。 ヒロは、気持ちは嬉しいんだけど、でも寂しい。
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