虹の石

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ヒロは、深呼吸して。 「君が僕を頼ってくれるなら、世間がヒドイ男と言われても、地球を敵にまわしても、僕は、僕は、君を守ってみせる。」 それを聞いたナミは、ヒロに抱きついて大声で泣いていた。 ヒロは、優しくナミの髪を撫でてやる。 「うんうん、俺たちも守るよ、」 ブチもゆう子も泣いている。 どのくらい、そうしていたであろう。 ブチがみんなの分の飲み物を持ってくる。 ブチは、ゆう子の声だけは聞こえる。 「なぁ、ブチ、人はこうも変われるものなのか?」 「あぁ、そうだな、愛は強しだなぁ、」 「わたし、人間に戻りたい、」 「あぁ、戻れるといいな、」 「もし、生まれ変われるなら、また、人間になりたい、」 「きっと、なれるさ、」 ブチには、見えないが、ゆう子は、抱きついて泣いていた。 そんな雰囲気も冷め止まないうちにゆう子は、、、、 「それにしてもブチ、地球は、大袈裟だよな、」 「ほんと、ほんと、世界なら分かるけど、」 「でも、好きな男なら、許せる。」 「俺も、このセリフ使おう、地球のところは、銀河系にする。どうだろう、ゆう子ちゃん?」 「あははは、お前も、スケールデカイな!」 あははは、笑、はははは、笑
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