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ヒロは、京伍と兄妹である以外に双子とは二度驚く。
この事は、ゆう子には黙っていたほうがいいと思っていた。
ヒロは、早乙女家を出て行く。
榮吾は、ヒロが見えなくなると泣いていた。
なんて二人は不幸な人生なんだろうと思うと余計に泣けてくる。
メイドの佳代は、そっとテッシュの箱を置いて、庭に出て行く。
庭で膝を折り泣いていた、佳代も京伍を愛していたのである。
だけど、主人と使用人という立場で気持ちを打ち明ける事なく京伍が居なくなったのであった。
ヒロは、新幹線の中でゆう子にどう嘘をついたらいいのか?と考えていた。
まずは、京伍が生きていること、それと京伍がゆう子のことを愛していたこと、それから、、、あとはその場で嘘をつくしかないと思っていた。
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