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そして、ヒロは、自宅に帰ってくる。
「ただいま、ナミちゃん、」
「お帰りなさい、」
「これっお土産、」「ありがとう、ヒロくん、」
お土産とは、帰り際榮吾に頂いたチェリーのタルトである。
「それで、どうだった?ヒロ、」
ゆう子が飛んできて、ヒロに結果を急かす。
「ゆう子、ナミが居るから、あとで、、」
ヒロは、ナミを晩ご飯を買い物に行ってもらう。
「ゆう子、ちょっと、外に出ようか?」
「何処行くんだ?」
「まぁ、着いて来な、、」
ゆう子は、ヒロの後を追っていく。
ヒロは、近くの公園でベンチに座る。ゆう子も隣りに座ってる。
「京伍さんに、漫画渡してきたよ、」
「ありがとう、ヒロ、それで、、」
ヒロは、新幹線の中で考えていた嘘をゆう子に話していく。
「そうか、良かった、これで思い残すことはないな、」
「あぁ、やっと成仏できるな、ゆう子、」
「ヒロと別れるのは、ちょっと寂しいけど、やっと、、、」
そのあと、言葉が詰まって、ゆう子は、泣いていた。
「そろそろ、お迎えが来たようだ、ヒロ、」
「もう行ってしまうのか?ゆう子、」
「うん、わたしは、、、」
「なんだ?ゆう子、」
「わたしは、ヒロと会えて楽しかったよ、ある意味幸せ者だなぁ、」
「うん、ボクもゆう子と会えて良かったよ、」
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