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華乃は、玄関の門で、学を出迎えた。
学は黒いリュックを背負い、黒いパーカーに青いジーンズ、スニーカーを履いていた。
「迷わなかった?」
「迷うもなにも、これだけ大きな家は、この町に住んでいれば誰でもわかりますよ!例え地図がなくてもね!」
「あはは。真面目だけど冗談も言える人なのね」
華乃と学は、門を入り、庭の薔薇のまえを歩いて玄関ドアへと向かう。
そんなふたりの様子を、またしても、”上から”眺めている人物がいた・・・
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