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古代文字の可能性も考えていた。
未来からきた可能性の次は古代に使用されていた文字。
やはり…俺の推測に間違いは無いみたいだ。残念ながら…
「古代文字ですか。つまり今は使われていないという事ですよね。生活から考えると未来、言語から考えると過去。おかしいんですよ。」
「そこから、君が出したという考え…答えは何なんだい。」
答えか…その前にもう一つ、もう一度確認しとかなきゃならない。
「…髪の色…あなた達の髪の色は何か法則があるのですか?」
「個人の髪の色、目の色は魔力の色それぞれが最も得意とする魔力の色が反映される場合がほとんどよ。」
魔力の色か…となると
クレアは火と水
イリアさんは水と…緑は何だ、風とかかな。
学園長は恐らく土だろう…茶色だから。
「そしたら…俺の髪の色は…何色ですか?」
「凍夜君は…蒼白色…だけどそれが…何か関係が……あぁぁぁ…あの時凍夜君は…黒だったって…」
「そう、俺の髪そして目の色は間違いなく黒だった。でも、森で目が覚めたときから蒼白色に変わっていた」
「凍夜君…今君が話してくれたことを少し整理させてもらってもいいかな。」
「はい、もちろんです。正直、俺もこんな風に話していますが、夢物語のようにも思っています。
ですが、俺の中で否定できるものが見つかりません。」
「では、凍夜君の話を纏めると」
1:魔物を知らない。
2:魔法を知らない。
3:古代文字を普段使っていた。
4:交通の方法が200年以上も前の方法
5:髪、目の色の突然変異
ということで、いいのかな。
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