夜風にあたって

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「明…。それって誘ってるのか?」 「誘っ…!」 「あのな、こんな夜にそんな可愛いセリフ言われたらさすがの俺でも我慢できないの」 「……」 急に顔が熱くなる。 主任は意地悪な笑みを浮かべて言った。 「さっきキスしちゃったし?我慢しなくていいって言うなら上がるけど?」 これはいつもの主任じゃない。悪魔の時の主任だ。 「いいです!帰って下さい」 「えーいいの?」 悪魔はニヤニヤと不敵に笑う。
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