夜風にあたって

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「寝るなよ?」 「寝ませんよ」 「酔ってるだろ?」 「酔ってませんって」 夜風がスースーと気持ちいい。 段々と瞼が重くなってきた。 このままここで寝てしまいそうだ。 「酔ってるな。今日はお開きにしよう」 「大丈夫ですよ」 立ち上がろうとする主任の腕を掴んで立ち上がろうとした瞬間、足に力が入らなくなってそのまま崩れ落ちた。
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