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「チッ…なんだ。」
野良 はじめ
のら はじめ
彼はいつも透に近づいてくる。
そんな、はじめに、透はいつも通り冷めた態度である。
「透ちゃん、透ちゃん、合コン行ってくんね?」
はじめも、容姿からなのか、なかなかモテる。そしてプレイボーイだ。
「俺が行くと思うのか?」
「そこをなんとか!1人足りなくて困ってんだよ。それにお前がいれば向こうも喜ぶだろうし!」
はじめは、よく合コンやナンパなどと言った事をしている。そんなはじめに透は中は呆れながら、相手をするのだ。
「いかないな。」
「なぁ、透ちゃん!そこをなんとか!俺とお前の関係だろぉ~」
「どんな関係だ。おい!お前のくだらない相手をしていたおかげで優が帰っただろう」
「もう。透ちゃんったら、優ちゃんにゾッコンなんだもんなぁ~って、何処行くんだよ?」
「帰るに決まってるだろ。」
「は?合コンは?」
「俺が行く義理はないな。」
そういい、透は帰るのだった。
「はぁ、どうすっかな。おーい山下ぁ!」
透が無理だと諦めたのか、はじめは既に他を当たっていた。
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