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その青年はモララーと言った。
モララーはいつも気さくなやつで、みたところ結構男前の分類に入るのだろう。
/ ゚、。 /「貴方なんでここに来たのよ」
あるとき、モララーが買ってくれた団子を咀嚼しながらモララーに聞いて見た。
( ・∀・)「そりゃあもちろん!貴方と結婚を前提にお付き合いを…」
/ ゚、。 /「ほら、貴方すぐ茶化すじゃない。本当の事を私は聞いてるのよ?」
少し語尾を強めて言った。モララーは少し黙り込み、
(;ー∀ー)「…別に楽しくなんてないんですけどねぇ…」
モララーは困った顔をしながら語り始めた。
( ・∀・)「僕は少し前まで、妖怪を倒す仕事をしてたんです。そりゃあ貴方のような吸血鬼姉妹や貴方のような大妖にはとうてい及びませんけどね」
( ・∀・)「一応、そこらの雑魚妖怪ならなんとか勝てたんです。父も母もいなくても、妹だけは近くにいた。だからそれだけで充分だったんです」
/ ゚、。 /「よかったじゃないの」
( ・∀・)「…でもね、ダイオードさん。運命は弱い者には味方してくれないんです」
モララーは遠い目をしながら語り続ける。
( ・∀・)「妹が…ちょいと重い病にかかってしまって…
マト#;>Д<)メ「はぁ…はぁ…お、お兄ちゃん、苦しいよぉ…」
(;・∀・)「大丈夫だマトマト!しっかり気を持て!もうすぐ病院に着くから!」
(#・∀・)「なんでだ!?なんで診てもらえないんだ!?」
(;・(エ)・)「だから今は患者が一杯だといっているクマー!病室が足りないんだクマー!」
(#・∀・)「ふざけるな!急患が先だろう!」
(#・(エ)・)「それはこっちのセリフだクマー!急患はお前だけじゃないんだクマ!」
熊のような顔をした大男は少しだけ声を荒げる。
(;・(エ)・)「す、すまんクマ。とりあえず病室が空いたら呼ぶからまって欲しいクマ」
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