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「…芽衣子、芽衣子~こっち!こっちっ~!!」
キレイに巻いてあるブラウン色の髪を揺らして、
私に向かって手を振る…美女は、
私の二つ上の先輩…森ノ宮 かれんさん。
この会社で初めて出来た…相談できる親友。
年上なのに、子供ぽいお茶目な所がある、
優しいかれんさんは同い年の旦那さんがいる…
「……す、すみません…遅れましたっ…はぁ…」
息を整えながら、かれんさんに謝る…
「……ううん、私も今来たところよ~」
かれんさん……優しくて美人なんて…女の鑑です…っ!
嬉しさのあまりぐっと拳を作り、
私は慌てて…かれんさんの所に向かった。
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