第2章

6/9
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
「…芽衣子、芽衣子~こっち!こっちっ~!!」 キレイに巻いてあるブラウン色の髪を揺らして、 私に向かって手を振る…美女は、 私の二つ上の先輩…森ノ宮 かれんさん。 この会社で初めて出来た…相談できる親友。 年上なのに、子供ぽいお茶目な所がある、 優しいかれんさんは同い年の旦那さんがいる… 「……す、すみません…遅れましたっ…はぁ…」 息を整えながら、かれんさんに謝る… 「……ううん、私も今来たところよ~」 かれんさん……優しくて美人なんて…女の鑑です…っ! 嬉しさのあまりぐっと拳を作り、 私は慌てて…かれんさんの所に向かった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!