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私の仕事はまず、
アイツに挨拶してから始まる。
営業課ぶっちぎりの一位の
嶋田 氷雨…私の天敵だ…
そして、何故か……アイツはモテる。
あーイライラするわ…
緩やかにいつも巻いている
ミルクティ色の髪も…
アイツには色々と負けたくないから…
つい気合いを入れる為…
一つに括って結んでしまう…
朝早く起きていつも巻いてる
意味が無いと分かっているのに……
「……お早う~芽衣子ちゃ~ン?」
この人のバカにした顔が嫌い…
あの日も…そうだった……
ここの嶋田コーポレーションの
就職試験の時……
私は物凄く緊張してた…だけなのに。
「…すっげー不細工…」
えっ……
まさか……私の訳無いよね…
だって、いつもより丁寧に…
化粧に時間かけたし…
「……顔、ヤバくない?…お前」
はっ?
指指された先に…私がいた。
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