第1章

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私の仕事はまず、 アイツに挨拶してから始まる。 営業課ぶっちぎりの一位の 嶋田 氷雨…私の天敵だ… そして、何故か……アイツはモテる。 あーイライラするわ… 緩やかにいつも巻いている ミルクティ色の髪も… アイツには色々と負けたくないから… つい気合いを入れる為… 一つに括って結んでしまう… 朝早く起きていつも巻いてる 意味が無いと分かっているのに…… 「……お早う~芽衣子ちゃ~ン?」 この人のバカにした顔が嫌い… あの日も…そうだった…… ここの嶋田コーポレーションの 就職試験の時…… 私は物凄く緊張してた…だけなのに。 「…すっげー不細工…」 えっ…… まさか……私の訳無いよね… だって、いつもより丁寧に… 化粧に時間かけたし… 「……顔、ヤバくない?…お前」 はっ? 指指された先に…私がいた。
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