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「今は明だけだよ？」
「……」
「明だから、こんなに好き…」
ストレートな言葉に顔が熱くなる。
主任の隣に腰を下ろした私との距離を埋めるように主任は私の頭を両手で挟んだ。
「いい加減…俺を見てよ」
切なく甘い言葉だった。
「待とうと思ったんだ。明の気持ちが整理できるまで言うつもりなかった…。けど、もう限界だ」
吸い込まれそうな瞳と目があう。
「俺のこと好きになってよ…」
そう言うと、主任はゆっくり唇を重ねてきた。
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