第1章

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地元での新生活がスタートした。 東京に行っている間に、街は随分進化し、都会になっていた。 中部支社は街の中心地にあった。 東京の時に比べ、通勤時間はおよそ半分。 通勤は楽だし、街が狭いので路線で苦労することはなかった。 新居は実家から近いので、引越した日から、実家で母と一緒に晩御飯を食べた。 母は、地元へ帰ってきたことを喜んでくれていた。 「一人で食べるご飯とは全然違うね。」 と言われ、いままで寂しい思いをさせてしまったことに、申し訳なく感じた。 これから、できる限りの親孝行をしていきたい。
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