トゥシューズ

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フェアリーは城でバレエの練習をしていた。 プリマに選ばれたのであった。 別の名前でバレエをやっている時間だけは、女の子でいられるので 楽しい時間でもあった。 しかし、プリマとなると話しは別で相当の練習量も必要となる。 相手役はスチュアートである。 フェアリーを護る若い兵士でもある。 「フェアリー。靴が合わ無いんじゃないの?」 レッスンを観ていたフィリップが言う。 「大丈夫」 「プリンセス。靴が合わ無いと大怪我をします。今日はやめましょう」 「あの、特注の靴はどうした?」 フィリップが聞いて来た。 フェアリーはドキっとした。 なぜなら、叶良が持っているから。
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