真理子

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真理子

シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ 世界中の宝石を集めても KERAMAの海ほど輝きはしない シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ 高速船が透きとおる海面を 小気味良いリズムで叩く シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ プルシアンブルーから ターコイズブルーの グラデーション 水紋のパズルは踊ってる 同じシルエットを 二度とは繰り返さず それでも 地球の鼓動と共に 輝けるものはキラキラと 揺れるものはユラユラと 煌めきしもの 潤う空気 弾けるしぶき舞う光 無数に上がる水花火 踊る風薫る 頬にぶつかる潮の心地よさ ライトブルーの空に 積乱雲と虹 奇跡の景色と 君と僕 シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ 今なら虹のたもとまで行ける 高速船で シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ いや 願い叶う虹のたもとは ここ 髪そよぐ 芳しき君 柔らかな 絹の白さよ たなびく凪の あたりまえの笑顔に 溢れ出す想い (……………………) 華奢な肩を優しく包む 大切に大切に ありがとう この瞬間の為に生まれてきたんだ 海風が冷ましてくれた頬を 君の頬へ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ シュンッ、シュンッ、シュンッ、シュンッ
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