第1章

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~コボスタ宮城 レフト側スタンドにて~ 緑「三浦対美馬! きゃー番長がんばってー!」 旭「男前、番長きょーはばしっとノーノーや!」 緑「ああいうオジサマも良いよね」 旭「ヤマヤスじゃなかったの?」 緑「番長は別格だよ」 旭「ベイなら誰でもいいんかい!」 緑「というかみんな大好き」 旭「私は、一本貫くよ」 ~ある回をすぎて~ 緑「ねぇねぇ」 旭「ん?何? みかん氷があたった?」 緑「違うよ! ってゆうかコボスタでしょここ!」 旭「ああそうやったな、ファンに囲まれてるとここが ハマスタかと思ってしまった」 緑「もう、どうしてエセ関西弁使うのかな。 阪神ファンに叩かれるよ?」 旭「そ、そらそうよ?」 緑「あーまた、普通のプロ野球好きには分からない事を」 旭「野球が好きやったらなんJのまとめくらい見とるもん」 「エヴリスタの人は知らないと思」 「ええんやで。ベイスターズファンは受け入れてくれるんやで」 「また、他人任せな……」 「あ、藤田さんだ! 久々に見るなぁ」 「裏切りものめ!」 「トレードだから裏切りものじゃないよ!」 「う、裏切りものめ!」 「フ・ジーターとかプロとか言われてて守備が ものすごい旨いのにこの言いよう。 でも私も正直番長に抑えられてほしい……」 「あああああっ! 打たれた!」 「これあかんやつううううううう」 「い、いやぁ、厳しいね。ガーリガリ君って言ってるよ」 「チャンステーマだからいいじゃん」 「ラーラーラーさぁ燃え上がれ!」 「うちのチャンテ歌うな」 「だって好きだもん」 「や、わかるけどな、私も好きだよ」 「応援歌なら石川選手とかバルちゃんだね」 「私はツッツー。盛り上がりハンパないもんね」 「グリ・・・・・・」 「なんの話しよった?」 「え、だからグリエ」 「なんの話?」 「あ・・・・・・察し、私たちの中では禁句だよね」 「なんだかんだで打撃力不足で負ける事もあったもん」 「そう……だね」
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