ゴールドのドラゴン

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その頃、良と伊藤は街の神父のところへ、来ていた。 神父は狭い粗末なベッドでイビキを掻いて眠っている。 伊藤は神父の額に赤いマジックで 印を付けた。 「ミッシェル。セリフ。セリフ」 「神父よ。わたしは大天使ミカエル。お前に、岩山を教会とする事を命ずる」 「ミッシェル、後2回言え。起きろ!神父っ!」 伊藤が耳もとで、怒鳴った。 「わぁっ」 神父がビックリ、して飛び起きた。 「神父よ。わたしは大天使ミカエル。お前に岩山を教会とする事を命ずる」 「アワワワッ」 神父は良の姿を見て驚いた。 「行くぞ、ミッシェル。次は怪物退治だっ!」 「ああ」 良と伊藤はペガサスに飛び乗って、夜空に消えた。 空は美しい満天の星空だった。
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