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町は人々の熱気で賑やかだった。
火を吹く大道芸人などもいた。
「カノウ、俺達も大道芸でなんかやろうぜ」
「純様、やめて下さい!」
ノームは必死に止めたが、純はバイオリンを手にすると、踊りだし、カノウはボーイソプラノで歌いだした。
純はピエロの様に、パントマイムとブレイクダンスをしながら、器用にバイオリンを演奏した。
すると、周りに人垣が出来、カノウにお金を集めさせていた。
「純様、純様ですよね」
純は振り向くと、13歳になったマリアと女従者が立っていた。
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