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袁尚達との河北平定戦の後、張遼はかつての主君であり、今は名を変えた呂迅に挨拶しに来た。
「呂布殿、・・・いえ、今は呂迅殿でしたな。此度の助太刀誠にありがたい。」
「ほぉ、久しいな張遼よ。元気であったか?」
「お陰様で、惇殿の計らいもありましてなんとかやっていけてます。それはそうと、お元気そうでなによりでございます。」
張遼は長い間不思議に思っていたのである。
そもそも、呂布の死は知らされてはいたがその死体を見ることはできず、またすぐに燃やしてしまったというのだから。
それもこれも全てはこの為の布石であったと呂迅の助太刀で理解したのである。
「しかし、新村殿も人が悪いですな。この戦に呂迅殿が参加すると初めに教えていただいても良かったのではないですか?」
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