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時刻は、まだ4時だった。
朝になったばかりの薄暗い部屋。その隅にはドーム型の防音カプセルがある。非常に透明度の高い材質で出来たそのカプセルの中のベッドの上で毛布にくるまるようにして、ひとりの少年が眠っていた。
年は十代の半ばほどで結構美少年だがどこか抜けているような、何を考えてるのかわからないような顔立ちをしていて、緑の地に白い文字で「つまり!貴様等も永遠である!」と書かれた半そでのシャツに黒い半ズボンという恰好だ。
髪は黒、前髪は金色という珍しい色をした髪で、寝癖であっちゃこっちゃ跳ねて凄い事になっている。
少年は「う~ん、満漢全席~。」とか「フッ、肉まん」とか「正露丸のせコーラかけアンチョビ風味納豆入りご飯は嫌だあぁ」など怪しい寝言を呟きながら、とても気持ちよさそうに眠っている。
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