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「じゃ…私もご挨拶に行っていいですか?柊さんのご両親に。
いつかご両親のお墓参り……させてもらいたいっと思っていたんです」
まだ図々しかったかもしれない。
でも、いつか会いたいと思っていた。
柊さんを私に逢わせてくれたご両親に。
直接会う事は叶わなかったけれど、せめて手を合わせ、私のありったけの想いを伝えたい。
そして、これからもずっと会いに行く事を認めてほしくて柊さんの胸に手を添え、彼の瞳を真っ直ぐに見つめた。
しばらく見つめあった後、柊さんは優しく微笑んでくれ、頷いてくれた。
「えへへ…やった」
「何も面白くはないぞ、墓参りなんて」
「面白いとか面白くないとかじゃないです。柊さんを産んで育ててくれたご両親に会いに行ける事が嬉しいんです!私、ピッカピカにお墓を磨きますね!」
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