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私の視線に気付いた留美は小声で慌てて喋りかけてくる。 「築島さんは呼んでないよ、大丈夫。二人で行こう?」 留美のその様子に申し訳ないながらも苦笑いをした私。 留美には柊さんと築島さんのことはあえて言わず、ただ私が築島さんの事が苦手っとだけ、つい最近話したばかりだ。 柊さんとの事を言わないのは、過去を勝手に話してはいけないと思ったのと、留美の事だから私が和風カフェで築島さんに言われた事をそのまま話すと、築島さんに激怒するのは間違いないと思ったから。 彼女達の関係は良好のままに過ごしてほしいと思ったら、柊さんに言われたとおり正直に何でも言わない方が良いと思い、築島さんとは「あまり話が合わない」という事にしておいた。
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