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「じゃあこっちに戻って来たら連絡して。時間合わせてここに来るから」 「了ー解っ!またお昼ね~」 そして手を振りお互い職場へと向かった私達。 今日も吉沢さんとのお話を聞かせられるのかな? あっ、留美に一緒に暮らす事を話してもいいかな? これは余計な事じゃないからいいよね。 それにプレゼンに私の資料もOKがでれば採用されるという事も。 最近、幸せな話題が豊富過ぎる私はエレベーターに乗り込む足も軽やかだ。 始業開始のベルが鳴り、今日もパソコンに向き合う。 手元にはモニターアンケートの資料がズラリと並んでおり、これをプレゼンで使えるようにするには、シナリオを邪魔するような細かな事を書いたデータを作っちゃいけない。 メインは柊さんのトークだからこそ、シナリオに沿って作成しなきゃ… その事に頭を悩ませていたら、気付けばとっくにお昼を迎えていた。
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