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その目で見られるとどうにも居心地が悪い。もうさっさと柊さんとの事を言ってしまおうか。そう思っていた時だった。
「築島さんと何かトラブルでもあった?」
ニヤついた目つきは嘘みたいに垂れ下がり、口調もふざけた様子がなくなった。真剣に心配してくれている事が、鈍感な私でもわかる。
「琴音が今みたいに幸せそうな顔をしだしたのって、築島さんの事を私に「苦手」だって言ってくれた時からだよね。
あの人と付き合いがなくなった途端、まるで解放されたみたいに生き生きしてるんだもん。
…二人でランチに行った時、何かあったの?」
留美の驚く位の観察力に目を見開いて驚いた。まさか、そんなところまで気付いてくれていたなんて……
でも、その表情は戸惑っているようにも見える。
複雑なんだと思う。親友の私と尊敬する先輩の築島さんが揉めていたなんて。
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