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留美が食べ終わったところでちょうどお昼の休憩も終わるいい時間になり、急いで化粧室でメイク直しをした後、二人でオフィスビルへと戻る。 受付には誰もいなくて不思議だったけれど、奥の事務作業をするスペースに人影が見えたから、誰も来客が来ないお昼の時間は事務作業をしている時間だったことを思い出した。 「じゃあね、留美。午後も頑張ろうね」 「琴音も!プレゼン資料の作成、頑張ってね!柊さんがぐうの音も出ないくらい完璧なの作っちゃえ!」 「あははっ!頑張る!」 お互い笑い合って手を振り、受付を後にした。 留美の言うとおりだ。プレゼン資料の期限は二日後に迫ってる…頑張らなきゃ。 気合を入れなおした私は、みなぎるやる気と共に販促課のフロアへと足を進めた。
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