初恋の香り2

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「わかりました。では、午後に……っと言ってあげたいのですが、先ほどの打ち合わせで以前担当した店舗から、また新たに新商品の企画を立ち上げるとの呼び出しが入りまして…

今から向かわなければならないので、もうこちらには戻って来れません。
明日でもよろしいですか？」

「えっ…？あっ…そう、ですか…」

淡々と語られた午後からの業務内容。
そっか、午後からいないから見てもらえないんだ…でも、しょうがない。
いつだってこういう企画のお仕事が入るのは突然の事。それは一緒に働いている私が一番わかっている。

「わかりましたっ！では、明日よろしくお願いします！」

座りながらだけど、深くお辞儀をする。
すると、頭上から私にしか聞こえない位の小さな柊さんの声が聞こえてきた。