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すぐそばにある柊さんの目を真っ直ぐに見て、これだけは絶対に自分の失態じゃないと強い瞳で彼を見た。 USBを無くしたのは自分の責任だけれど、これは絶対に違う! さすがの私もこんなミスは絶対にしない。 「……パーテーションの部屋で少し話をしましょうか。吉沢さんも呼んできます。 先に待ってなさい」 そっと肩に手を置かれ、柊さんはその場から離れて吉沢さんのところへ行った。 私はもう一度モニターを見つめ、削除されてしまったフォルダを確認してから席を立った。 パーテーションの部屋へ向かう途中、何人かの人に気遣ってもらえる声をかけてもらったけれど、その返事は愛想笑いしか出なかった。 誰が何のためにこんな事を…… それだけが頭の中をグルグルと回り続けていた。
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