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「いえ、結構です。お気楽にランチをしながら語る内容なんかじゃないので」 『あら、そうなの?何だか物騒ね。 ふふっ。それにしても御坂さん、柊君の喋り方にソックリね。無理してない?』 軽く笑われて言われた言葉に顔が赤くなるのがわかる。 なぜこの人はこんなにも余裕があるんだろう。 私なんかには言い負かされないという自信があるんだろうか? それでも、ここで引いちゃいけない。 「無理はしていませんから。大丈夫です。 じゃあ、お昼休憩にそちらに伺います。出来ればすぐに終わりたい話なので」 『そう。じゃあ待ってるわね。ではお昼に』 そう言うなり勝手に切られた電話。 今までこんな対応はなかった。 私がこんな電話をしたから、もう開き直っているんだろうか?
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