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自分の両腕を抱きしめて、何も出来なかった悔しさに歯を食いしばる事しか出来なかった…… 結局、何も解決出来ないまま…… 終わってしまった。 あんなに威勢よく出てきた結果がコレだ。 また、柊さん達に迷惑をかけてしまうことになる。 それが一番悔しい。 ギュっと自分の腕を掴んで出てきた私の彼女への言葉は 「築島さんの嫌がらせに、絶対負けませんから」 それしか言えなかった。 聞こえていたのかどうかわからないけれど、少しだけ振り返った彼女は笑みを浮かべていた。
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