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服装はロングワンピースだが、肩は丸出しで何かを塗ったのかボディクリームの香りが鼻腔に強烈な印象を残した。
そしてこの姿で現れた築島が何を考えているのか容易に想像できて、ますます嫌悪感で表情が歪む。
「どうぞ、あがって…」
「ここで結構。用をすませたらすぐに帰りますので」
築島は玄関に入る事さえしない俺の態度にそれは残念そうなため息をついているが、俺は家には行く行動はとったが部屋にあがるなど一言も言っていない。
ここで全ての話を終わらせ、琴が待っている会社へとすぐさま戻るつもりだ。
「そんな事言わないで?せっかく料理も作ったのに」
「あなたの料理など食べる気もありませんし、部屋に入るつもりもありません。
ただ、USBとプレゼン関連のデータを取りに来ただけですので。
早く用意をしてもらえませんか?あなたの家に行くという言葉の通りの行動はしたでしょう?」
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