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正直、二人っきりで会い、何を話しているのか気にならないと言うには、とんでもない嘘になる。 今すぐ私もその場に行き、彼の腕をしっかりと掴んで築島さんに指一本でも触れさせないようにしたいくらい。 幼い行動かもしれないけれど、今の彼は私の大切な存在なんだと主張出来ればどれだけ嬉しいか…… だって、どうしても頭によぎってしまう。 『もし、二人の関係が戻ってしまったらどうしよう……』 さっきからそんな事ばかりを考えてしまう。 柊さんが一番辛い時に一番すぐそばにいた女性が築島さん。 柊さんがそんな彼女に今まで近づかなかったのは、また過去の関係に戻ってしまう事を危惧していたからじゃないのか?っと勝手に悪い方向に考えが先走ってしまう。 でも、その度に頭を自分で叩き、言いつける。 『柊さんを信じなきゃっ!!』 って、そう強く思っていたのに……
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