エピローグ

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「俺は、これだけは誰にでも聞こえるこんな場所では言わないから」 突然の予告発言に驚いてすぐそばにいる彼に視線を移した。 この流れでこんな事を言ってくれるのは、湊さんも同じ想いでいてくれているという事で…… 次の言葉にさらに現実味が増す事になる。 「それまで待ってて下さい」 今度は彼がグラスに口を付ける番だ。 照れを隠すためなのか、その仕草が無性に愛おしく思えた。 そして何度も何度も首を縦に振り、目一杯の笑顔で 「はいっ!」 っと、私らしく元気よく返事をした。 _____________________ それから、その飲み会の二日後の今日。 今日が休日の私達はある予定を立てていた。 プレゼンの前に彼と約束をした、あの場所へと向かうために。
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