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「…で?」
そこでようやくお父さんが口を開く。
そして湊さんが続きを話し始めた。
「はい。そこでこの交際を現状維持ではなく、もっとお互いの私生活や仕事面での向上のために密な関係を築くにはこれからどうすればいいのかを二人で話し合った結果、一緒に暮らし始めてはどうか?っという意見で合意しましたので、その許しを頂きに参りました」
太ももに置いておいた手がずるっと落ちそうになった。
湊さん…思いっ切り業務口調です。
きっと彼の事だから、相手に全てを伝えるためにはどう言えば効率よくわかってもらえるかを考えて選んできた言葉なんだろう。
でも、でもここはストレートに
「真剣に将来の事を考えております。一緒に暮らす事を認めてください」
っでよかったと思います!っとここで叫びたくて堪らなかった。
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