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「あらまぁっ!やっぱり琴音ったらプロポーズしてもらったのねー!」
一人テンションが上がり、浮かれているお母さんと呆然とする私と湊さん。
そしてお父さんはまた不機嫌な顔になってしまった。
そんなお母さんにいち早く反応したのは私だった。
「お、お母さん…っ!!な、何言ってるの?!プロポーズとか…!私、まだ働きだしたばっかりで…」
「えっ?今日の挨拶って結婚の許しじゃないの?お母さん、てっきりそうだと思ってお赤飯の用意とかしてたのに」
「ちょっと!勝手に何勘違いしてるの?!」
さすがに膝立ちをした私。そして湊さんも斜め下を向いて何かを思案している様子。
きっとここを切り抜ける案を今猛烈なスピードで考えているんだろう。
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