プロポーズ編

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今まで、琴との過ごした日々を振り返って…… ある場所へと、想いは辿り着いた。そして、あるプレゼントも。 少し…いや、かなりやり過ぎた感があるかもしれないけれど、きっと喜んでくれるだろう…そして、心から嬉しい笑顔を見せてくれるだろうっと。 そう信じて、俺はある場所に電話をかける。 「お忙しいところ、失礼します。お時間よろしいでしょうか? ………はい、ありがとうございます。 そちらの中学校の卒業生の柊と申しますが、加納先生はまだそちらで在職中でしょうか? えぇ、10年ほど前の在校生でして____」
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