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そして
「この場所で、初めて君を意識した時から俺の心はずっと琴のためにある。
それは今までもこれからも変わらない。一生変わらないと断言できる」
そう言ってくれた。
言い続けながらも震えているのは、彼と私の指先だ……
まさか初めてお互いを見つけたこの図書室で、こんな言葉を聞けるなんて全く想像していなかった。
そして湊さんは、私が二人でいる時に一番聞きたかったあの言葉を、私達が出逢ったこの場所で言ってくれた。
「俺はずっと君のそばにいる。そして琴にはずっと隣にいてほしい。
_____結婚しよう」
隠れていた右手からは、リングケースが乗っていた。
現れたのはダイヤのパヴェリング。
リングケースをそっとカウンターに置くと、湊さんは私の左手を手に取った。
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