甘味は最大の敵

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「どうしてこうなった」 「はい、お嬢様に妹様。ケーキですよー。」 目の前では二人にケーキを配る咲夜さんの姿。 「べ、別にケーキが欲しかった訳じゃないんだからねっ!」 ツンデレ化しているレミリア。 「わーいやったー!」 素直に喜んでいるフランドール。 「門番もケーキですよー」 「痛い!ちょ!ケーキナイフ!それケーキナイフぅ!」 壁に貼り付けにされてナイフでつつかれる私。 だからどうしてこうなった!!! あ、ありのままに今起こったことを話しましょう…… 私はお二人を止めるべく間に割って入った。 そしたらいつの間にか2人からは遠ざかり壁に押し付けられていた。 目の前には恐ろしい表情をした咲夜さん。 何を言ってるかわからないと思いますが私にも何があったかわからなかったんです。 「うふふ、うふふふふ」 「痛い!入ってる!?咲夜さんナイフ太ももに入ってますぅ!?!?」 ナイフが見た目5cmくらい入ってるのが見える。 やめて! お肌が傷付いちゃう! いやそれ以前に死んじゃいますよ! 主に出血多量で! 「咲夜ぁ、こっちきて食べよ?」 レミリアが完全に幼児化してる。 「はーい」 それに対してかなり上機嫌な様子でナイフをもう数センチ押し込んでからレミリアの方へと向かう咲夜さん。 「何これすっごく痛い!」 押し込む必要ないじゃないですか! なんでこんな目に!? 太ももに感じる鋭い痛みの中考える。 「痛い痛い無理無理無理ぃ!」 ダメだまるで思考が定まらない。 というよりこれなんて拷問!? なんか感覚なくなってきたんだけど私の下半身大丈夫なの!? ~数分後~ 「死ぬかと思った…」 途中で意識が飛びかけた辺りで咲夜さんが私を解放して介抱してくれた。 うぅ…酷い…… 包帯でぐるぐる巻きになった太ももを見る。 痛々しい。 なんでこんなことをしたんですか……
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