第8章 強敵

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  「ようやく、お出ましか」 古沢はいつものニヤついた表情をした。 「忙しかった」 「そうか。月末だったしな」 「そういうこと」 「本屋に、行ってないよな?」 「行ってない。お前は? 相変わらず、休憩時間か?」 「いや。俺も、行けなかった」 その言葉に、ちょっとがっかりした。 その後の彼女の様子を知りたかった。
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