第6章 夜景とワンピース

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「あいにく、窓側に全員は無理みたいですけど、席はあるそうです」 「良かった。窓際族じゃないんですから良いですよね?」 夜景を楽しみにしていた石田さんが朗らかに言った。 「さすが、先輩。上手いこと言いますね」 山村ルリ子が応じた。 「上等、上等」 課長が陽気に言う。 しばらくして、ウエイターが用意した席を案内にやってきた。 一列になって、薄暗い店内を進んだ。
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